校長の小部屋【学校生活】
長崎原爆の日
【更新日】2025年08月16日
今日8月9日は長崎にとって特別な一日。
80年前のあの日、一発の原子爆弾によって私たちの愛するふるさと長崎は一瞬にして焼け野原となりました。
そして、多くの尊い命が失われ、生き残った人々もまた、想像を絶する苦しみと悲しみを抱えて生きていくことになりました。
しかし、長崎の人々は決して希望を捨てませんでした。瓦礫の中から立ち上がり、手を取り合いながら、今日の美しい街を築き上げてきました。
この長崎の復興の歴史は、同時に「二度とこのような悲劇を繰り返してはならない」という強い平和への願いの歴史でもあります。
私たちには、この歴史を風化させることなく、未来へと語り継いでいく使命があると思います。
子どもたちが平和の尊さを知り、思いやりの心を育み、未来の平和を築く担い手となるよう、本校では、長崎の原爆の日を、改めて平和の尊さを考える一日と位置づけ、平和集会を開きました。5・6年生が平和について調べたことを知らせてくれました。素晴らしい発表でした。その後、11時2分には黙とうを捧げました。
子どもたち一人一人が平和の大切さについて考えることができた集会となりました。
長崎の街の復興を支えたのは、一人ひとりの「平和への願い」です。子どもたちの笑顔があふれる未来のため、私たち大人が手本となり、平和のバトンをつないでいかなければと改めて感じた一日となりました。