全校の部屋【学校生活】
心の傷を、大きな自信へ
【更新日】2026年02月12日
2月12日(木)、本日のお昼時は、まるで春がすぐそこまで来ているかのような、穏やかでポカポカとした陽気に包まれました。 朝晩の冷え込みとの寒暖差が激しい時期ですが、子供たちには「明日の予報はこうだから、この服にしよう」「少し動くと暑いから一枚脱ごう」といった、自分の体感に合わせて環境を調整する力を、日々の生活の中で育んでほしいと願っています。
一通の「できた!」という贈り物
そんな春めいた校内を回っていた時のことです。一人の児童がパッと顔を輝かせて駆け寄ってきました。 「校長先生!跳び箱の6段が跳べました!」 その弾んだ声と誇らしげな笑顔に、私も思わず胸が熱くなりました。
現在、体育の授業では全学年で跳び箱やマット運動に取り組んでいます。しかし、これらの種目は子供たちにとって決して「楽しい」だけのものではありません。
恐怖心の先にある「成長の分岐点」
私自身の担任時代を振り返っても、マットや跳び箱は非常に繊細な種目だと感じます。一度失敗してしまった時のショックは、体の痛み以上に「心の傷」として深く残ってしまうことがあるからです。
「また失敗したらどうしよう」という恐怖心。 それを勇気で塗り替え、自分の壁を乗り越えた瞬間、子供たちは驚くほどの飛躍を見せてくれます。大げさではなく、それは「困難に立ち向かう一人の人間」として大きく成長するための、大切な分岐点なのだと感じています。
ご家庭での「心の伴走」のお願い
もし、お子様がご家庭で「跳び箱が怖い」「うまくできない」とこぼすことがあれば、まずはその不安を丸ごと受け止めてあげてください。 「怖かったんだね」と共感していただくことが、次の一歩を踏み出すための心の安全基地になります。
その上で、「挑戦していること自体がすごいよ」と前向きな言葉を掛けていただければ幸いです。
校内から、また一人、また一人と、先ほどの児童のような喜びの報告が聞こえてくるのを、私も心から楽しみにしています。









