ふるさと教育

【更新日】2025年01月23日

【令和6年度「ふるさと遠足」】

今年度初めての取組として、11月15日(金)に「ふるさと遠足」を実施しました。地域の名勝を訪れ、その場所にまつわる歴史や魅力などを地域の方にガイドしていただくという企画です。

低学年は黒崎天満宮・黒崎永田湿地公園、中学年は枯松神社・外海総合グラウンド、高学年は遠藤周作文学館・道の駅夕日が丘そとめ・大城公園にそれぞれ出かけ、地域のすばらしさをたっぷりと学んできました。

低学年は、湿地公園に関わる自治会の方から、公園についての説明を受けた後、長崎市の自然調査員の方から、園内にいる水生生物について、実際に捕獲するところも交えながら話していただきました。次々に現れる生き物に、子どもたちは大興奮でした。

中学年は、枯松神社で、地域ガイドの方から、潜伏キリシタンの波乱の歴史をうかがいました。静寂が広がる境内の木々の間で、子どもたちはお話にじっと耳を傾けていました。

高学年は、文学館の学芸員の方から遠藤周作氏の生い立ちや人柄、業績などをうかがいました。道の駅の駅長さんからは、道の駅の役割や他には負けない自慢などをうかがいました。少し大人の目線から、地域にまつわる人や場所、ものの魅力を探ることができました。大城公園から地域を眺めたことで、また広い視野を得ることができたようです。

【令和6年度 「大学に行こう!」 】

昨年度に引き続き、長崎大学の全面協力を得て、大学訪問及び体験学習を行うことができました。

今年度は、「大学に関わる人たちは、どんな思いをもっているのか。」という、「人」に着目した課題をもって、4~6年生の児童が学習を行いました。

まずは、教育学部に訪問し、選択講義を受けました。①「音楽:ヴァイオリン体験」②「体育:体操づくり」③「図工:水張り体験」④「外国語:英語でコミュニケーション」の4つに分かれて、子どもたちは自分の学びたい講義を受けました。大学の先生方や学生に、課題解決のための質問もしました。

お昼は、生協の学生食堂で、大学生に交じってランチをとりました。栄養価やコストも考えられたメニューを実感しながら、「食堂で働く人たちは、どんな思いで働いているのか」というところにも考えを巡らせました。

午後は、薬学部の協力をいただき、薬草園の見学をしました。また、ノーベル賞の下村博士の記念館も見学し、「探究したい」「人々の役に立ちたい」という思いの一端に触れることができました。

大学は、そこに関わる人たちの強い思いが結集している場所です。それらに目をつけることで、子どもたち自身も今後の生き方を考えてほしいと願っています。

 

 

令和6年度運動会

今年から開催時期を秋から春に変えての運動会。5月19日(日)に絶好の天気に恵まれて開催することができました。

児童数43名の本校ですが、当日は、約210名の保護者・地域の皆様に来校いただくことができました。地域の学校、地域の子どもたちが一生懸命取り組んできたことを、しっかりと見届けていただきました。

今年は、育友会種目「みんなで玉入れ」を行い、1・2・3年生保護者、4・5年生保護者、6年生保護者、そして職員・地域住民の4チームで競いました。結果は、なんと職員・地域住民チームの優勝。子どもたちだけでなく、地域みんなで盛り上がることができた1日でした。

 

・交流室の設置

 

今年度から本校1階奥に「交流室」を設置いたしました。昨年度まで、「児童会室」として使用していた部屋です。

ここは、地域や保護者の方々に自由に使っていただき、雑談をしたり、協働作業をしていただいたりできるようにしています。旧黒崎東小や旧出津小の校歌、校名プレートなど、メモリアルな品々も展示していますので、思い出話にも花が咲くことと思います。

ご利用の際は、必ず職員室にひと声かけてください。この部屋が、地域・家庭・学校がよりまとまるきっかけの一つとなればと願っております。

 

 

【大学に行こう!】②

1学期から取組を進めてきた「大学に行こう!」の学習。

10月26日に、いよいよ長崎大学に訪問することになりました。大学の大きさ、様々な珍しい施設や設備に目を奪われながら、「大学とは、どんなところなのか。」という課題解決を進めていきました。

まず、体育館をお借りして、学生がコーディネートしたサーキットトレーニングコースに挑みました。学生の手助けを借りながら、高い鉄棒などにも挑戦しました。

次に、スカイホールという階段教室をお借りして、「食育」の模擬講義を受けました。いかにも大学の講義室という雰囲気の中、友達と相談しながら考えることができました。

生協の学生食堂では、子どもたち考案の献立をもとにしたランチをいただきました。おいしさとともに、自分たちが考えたものが形になる喜びも味わうことができました。

午後からは、選択講義でした。①「保育」②「国語」③「ものづくり」の3つに分かれて、自分の学びたい講義を受けました。こんなところも「大学生気分」です。「保育」では、乳児の抱き方や沐浴のさせ方を学びました。「国語」では、古文書を資料に、長崎の歴史についてクイズも交えて学びました。「ものづくり」では、LEDライトを使ったキャンドルライトづくりを行いました。

今回の体験学習では、たくさんの大学の先生方や学生と、コミュニケーションをとりながら活動することができました。人とのつながりの中で、地元長崎の大学を体験したことで、子どもたちの将来に対する思いも、少しずつ変化をしてきたようです。

 

 

 

【クリーン作戦】

地域のために自分たちにできることをしようと、子どもたちが発案した「クリーン作戦」。今年は、地域の方や保護者にも参加を広く呼びかけました。

そして、11月29日(水)、約15名の地域・保護者の方のご協力をいただいて、学校周辺の黒崎海岸と黒崎川の清掃活動を行うことができました。多くの漂着ゴミがあふれていましたが、みんなが一丸となって作業を行い、燃やせるごみ50袋、燃やせないごみ1袋を集めることができました。

みんなが暮らすふるさとをきれいにできたことで、子どもたちにとっても誇らしい活動になりました。

 

 

 

【大学に行こう!】①

本校では、ふるさと教育の一環として、長崎大学と連携して「大学体験学習」(単元名:「大学に行こう!」)を、総合的な学習の時間に実施しています。

自分たちが住む長崎にある大学の魅力に触れ、身近なもの、ひいては長崎自体のよさ

として捉えることで、自分たちのふるさとに誇りをもち、ふるさとの未来を担おうとする意欲を高めることをねらいの一つとしています。

 

1学期には、単元の導入として、「大学ってどんなところだろう?」と児童に投げ掛け、自分なりの考えをもつ学習を行いました。

児童は、大学に対して興味津々。「実際に行って確かめたい。」と、活動意欲を高めることができました。

10月26日(木)に、長崎大学に児童を連れていき、模擬講義や学食体験などを行う予定です。

 

 

【柏木くんち】

10月15日(日)に、校区の柏木神社で秋の大祭が開かれました。コロナ禍の中で、一時中断されていたものが、数年ぶりに復活したのです。

学校では家庭に周知をした上で、児童に呼びかけをし、当日は近隣の児童5名が参加しました。学校からも教職員が参加し、祭りの盛り上げに一役買いました。

神輿を担いだり、太鼓を鳴らしたり、「わっしょい」と掛け声をかけたり、秋晴れの中、気持ちも晴れ晴れとする時間を過ごすことができました。

 

本校は、このように地域の行事や伝統、文化などを大切にし、子どもたちにもその一端を担っていくことができるように働きかけています。子どもたちがふるさとを愛し、ふるさとの未来を考えていくことができるようにしていきます。