3・4年生の部屋【学校生活】

外海の伝統を未来へ繋ぐ~「出津農楽舎」での温かい体験学習~

【更新日】2026年10月20日

先週、3・4年生が「出津農楽舎」で挑戦した「かんころ(サツマイモの干し芋)」作り。本日10月20日(火)、いよいよ自分たちで干したかんころを使い、郷土の味覚である「かんころ餅づくり」を体験しました。

作業の前にまず驚いたのは、1週間天日干しをしたかんころの変化です。干す前には11kgもあったサツマイモが、秋風とおひさまの光をたっぷり浴びたことで、なんと3kgにまで軽くなっていました。予想を超える変化を目にした子供たちからは、「そんなに軽くなったの!?」「自然の力って本当にすごい!」と、驚きと感動の声が上がりました。

かんころ餅ができるまでの工程には、手間ひまをかけた昔ながらの知恵と工夫がギュッと詰まっています。子供たちは一つ一つの作業に目を輝かせながら取り組みました。

【かんころ餅ができるまで】

1 蒸す:天日干しして旨味が凝縮した「かんころ」を、ふっくらと蒸し上げます。

2 かんころをつく:蒸し上がったかんころを臼(うす)でつき、一度取り出しておきます。

3 もち米をつく:次に、蒸したてでアツアツのもち米をしっかりついていきます。

4 仕上げる:もち米がある程度つき上がったところで、先ほどのかんころときび砂糖を投入!掛け声に合わせて一心不乱に力を込め、艶やかでおいしいかんころ餅が完成しました。

出来上がったかんころ餅は、最後に各自で思い思いの形に整形しました。見慣れた形とはひと味違う独創的なかんころ餅が次々と誕生し、作業場には自然と笑顔があふれました。

長崎市外海地区に古くから伝わる「かんころ餅」には、厳しい自然とともに生きてきた人々の知恵と温かい想いが込められています。この素朴で味わい深い郷土の伝統を、子供たちにはしっかりと心に刻み、未来へ大切に受け継いでいってほしいと願っています。

事前の準備から当日の丁寧なご指導まで、温かく子供たちを迎えてくださった出津農楽舎の皆様に心より感謝申し上げます。体験を通して故郷の魅力を再発見する、すばらしい学びの時間となりました。

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