全校の部屋【学校生活】

「できた!」の瞬間が、次のやる気を連れてくる

【更新日】2026年04月22日

4月22日(水)、今にも雨粒が落ちてきそうな重たい曇り空が広がっています。 しかし、校舎の中では子供たちが落ち着いた様子で学習に励んでおり、その静かな熱気が外の湿っぽさを忘れさせてくれるようです。

校庭からは早くも運動会の練習に励む元気な声が聞こえ始め、季節の歩みを感じます。来週からは心待ちにしているゴールデンウィークも控えています。気温の変化も激しい折、各ご家庭におかれましても、お子様の体調管理に格別のご配慮をお願いいたします。

「校長先生!」弾んだ声が告げたもの

さて、昨日の昼休みのことです。児童玄関から「校長先生!」と、少し上ずった、でも確信に満ちた声で呼びかけられました。

声の主の顔を見た瞬間、私はピンときました。 「できたの?」 食い気味に問いかける私に、その子は満面の笑みで答えました。 「できました!」

何のことかと思われた方もいらっしゃるでしょう。実はこの子、先日もお伝えした「逆上がり」に、休み時間のたびに泥だらけになりながら挑戦し続けていた児童だったのです。

鉄棒の前で起きた、小さな奇跡

私たちは、弾むような足取りで鉄棒へと向かいました(こういう肝心な時に限って、カメラを忘れてしまったのが悔やまれます!)。

鉄棒の前に立ったその子は、一度深く息を吐き、鉄棒をギュッと握りしめました。頭の中で成功のイメージを反すうしているのでしょう。一瞬の静寂の後、後ろ足を力強く振り上げました。

くるり。

見事な一回転。着地したその子の背中越しに、ずっと諦めずに努力を重ねてきた日々が重なり、思わず目頭が熱くなりました。

広がる「挑戦」の輪

驚いたのはその後です。その様子を見ていた「逆上がりがちょっと苦手」という仲間たちが、磁石に吸い寄せられるように次々と集まってきたのです。

「すごいやん!」「どうやってやったの?」「私もやってみる!」

一人の「できた!」という成功体験が、周りの子供たちの心に火をつけ、新たなチャレンジの輪が広がっていきました。

できないことに向き合い、自分なりに工夫して乗り越える。そんなたくましい姿を、これからも全力で応援していきたいと思います。