校長室より
【更新日】2025年04月10日
令和7年4月1日に三川中学校に校長として着任しました井上博之と申します。よろしくお願いいたします。
4/1の着任後に先生方に「職員室通信№1」で伝えた内容から、私の「学校観」「教育観」と、「先生方にお願いしたいこと」の一部抜粋を紹介します。
〇 私の「学校観」「教育観」
私たち教師の仕事は「教育」です。私は「学校教育」を次のように考えています。
学校教育は、その時代背景、社会や環境によって、求められるものが変わることもあるが、目的の本質は、「全ての人々の、幸福につながっていくため」にある。また、「全ての人々の幸福につながらなければ教育の意味はない」と私は思います。
全ての人⇒「教育の対象とする児童・生徒は勿論、保護者、地域の方」そして「先生方」も含まれると私は考えます。
では、「幸福」って何?⇒「その人がそれぞれに感じる幸福観、こうなったら自分は幸福と感じる状態」であり、教育によって、全ての人が、「ああ、幸せだなあ」「よかったなあ」と思うことが今よりも、少しでも増えていく」⇒生活の質(QOL)の向上につながっていくことが重要だと思っています。
そのために、校長としてできることは何かを考え、全職員と一緒に取り組んでいきたいと考えています。
〇 先生方にお願いしたいこと
- 全職員で、全生徒を支援し、育て、自立させること
- 学校の課題、問題は全職員で工夫改善して解決していくこと。批判ばかりでなく、自分なら何ができる?どうしたらもっと良くなるか?みんなで知恵を出し合い、主体的に考える。
- 「職員の和」を大切にしてほしい。不得意な部分、できないところはお互いにカバーしあい、協力する。困っているときは、お互いに力を借りる。力を貸す。
- 学校が荒れるのは、「信頼関係」が崩れた時。生徒―生徒、生徒―教師、教師-教師、生徒-保護者、教師-保護者。発する言葉、初動が良くないと事態はこじれ、修復に何倍も時間と労力が必要となる。
- 「ねらい」を明確にし、方向性をそろえる。
- 失敗を恐れず、挑戦する。ピンチはチャンス、失敗から学んで向上させる
- じっくり取り組むことはPDCAサイクル、素早く瞬発力を持って即決即断で実行すべきことは、OODAループ(観察・その場で判断・実行の繰り返し)で対応、改善していく
- 生命にかかわる事案や、その兆候等については、私たちの感度を常に高くし、誰でもいつでも「あり得ること」として危機感をもっておく。キャッチしたら早急に必ず学年で共有し、管理職へ報告し、その日にチームで対応する。(市教委、児相、子育て、警察、医療機関等と連携)
- 生徒が抱えている課題=見えている部分は氷山の一角ととらえ、生活背景、家庭環境、発達や愛着の課題が隠れていることを念頭に置いて指導、支援する。氷山の下の部分を可能な限り知ろうとする、想像することも大切。
- 新しい生徒指導提要の理解と活用。
「生徒指導は、児童生徒一人一人の個性の発見とよさや可能性の伸長と社会的資質・能力の発達を支えると同時に、自己の幸福追求と社会に受け入れられる自己実現を支えることを目的とする。」
落ち着いている時こそ、階層一番下の「発達支持的生徒指導」と次の「課題予防的生徒指導:課題未然防止教育」=常態的 先行的(プロアクティブ)生徒指導をより厚く充実させる。そして「課題予防的生徒指導:課題早期発見対応」と「困難課題対応的生徒指導」=即応的継続的(リアクティブ)生徒指導を必要に応じて行っていくという考え方
- 1学期始業式より(PDFファイル)
- 入学式より(PDFファイル)
- 4月校訓到達度評価(PDFファイル)
- 体育大会より(PDFファイル)
- 5月校訓到達度評価(PDFファイル)
- 6月校訓到達度評価(PDFファイル)
- 長崎っ子の心を見つめる教育週間(校長講話)より(PDFファイル)
- 7月校訓到達度評価(1学期総合)(PDFファイル)
- 1学期終業式より(PDFファイル)
- 平和集会より(PDFファイル)
- 2学期始業式より(PDFファイル)
- 9・10月校訓到達度評価(PDFファイル)
- 生徒会役員立会演説会・選挙(校長あいさつ)(PDFファイル)
- 人権集会(校長あいさつ)(PDFファイル)
- 11・12月校訓到達度評価(PDFファイル)
- 2学期終業式より(PDFファイル)
- 3学期始業式より(PDFファイル)
- 年間校訓到達度評価【生徒・保護者】(PDFファイル)
- 卒業式より(PDFファイル)
- 令和6年度修了式より(PDFファイル)