☆校長diary☆【学校生活】

18年前の宝物が届きました。

【更新日】2023年12月05日

今日は、私が18年前に晴海台小学校で勤務していたころのお話です。

実は、卒業生から「まだ持っていますよ。私の宝物です。」と、学校へもってきていただきました。

当時、私は子どもたちと一緒に、社会科で学習した内容や気づき・感想などを記録させていました。まとめていたのはノートではなく、障子紙でした。

縄文時代に始まり、それぞれの時代を学習するめあてや調べて分かったこと、学習後の感想を細かく色付けして丁寧にまとめてあります。保存状態が良かったので、ペンの色あせもなく当時の様子がそのまま残っていました。これを「巻き物」と呼んでいました。ちなみに、障子紙1本では長さが足りず、継ぎ足しながらラップの芯に巻き付けています。

ここまでくると、「芸術品だなあ。」と、ため息が出るほどです。この作者は当時からまじめで几帳面な性格なので、ここまで仕上げることができました。今は大人になり、立派な社会人に成長しています。

後から聞いた話ですが、当時、この作者は「巻き物」を仕上げるために、夜遅くまで頑張ったそうです。次の日、私にそのことを伝えると、私が「そこまで頑張らなくてもよかったのに。」と、言ったそうです。そこは「夜遅くまで頑張ったんですね。すごいね。」と、励まさなければならなかったのですが。言葉は大切だなあと、改めて猛省している校長です。

 

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