☆校長diary☆【学校生活】
校長 朝のルーティーン②
【更新日】2023年06月07日
今朝の運動場での一コマです。
いつものように、ドッチボールが始まる予定でした。
早速、問題発生です。今日は、「3歩当て」をしたいと、ある子が言い出しました。
集団で遊ぶ経験が不足している子ども達です。やはり、言い合いとなりました。
このままだと、遊ぶどころか遊べないストレスを教室に持ち込むことになります。
ここが、審判である私の出番です。問題を整理してアドバイス。お互いの意見を出し合って、最後は多数決を取ります。「決まった後はそれに従うことがルールです。」と、伝えました。とりあえず、ドッチボールが始まりました。
始まってすぐに、次の問題発生。別の学年の子が「入れてほしい。」と来ましたが、「入れてあげない。」との返事。理由を聞くと、「過去に遊びの仲間に入れてもらえなくて、その悔しさが忘れられない。」とのことでした。
またまた、審判の出番です。「過去のことは変わらないから、次は、お互いが遊びに入れてあげる約束をしよう。」と提案しました。くすぶっていましたが、何とかスタートし、その後は時間まで、思いっきり楽しみました。
子ども達にもいろんな思いがあって、そのぶつかり合いから楽しくなくなることがあります。そこを私たちが整理して、どうすれば問題を解決できるか、アドバイスすることが大切です。
「問題は、みんなで話し合って解決する」という経験を重ねていきたいと思います。
朝の校長ルーティーン、「ドッチボールの審判」は、その意味でも大変重要な意味があると考えています。
おまけです。濡れたボールを自分の服で拭いてくれた子がいます。「いい心」のもち主です。なかなかできないことです。この子がお手本となって、ほかの子も真似しました。みんなのためにボールを洗ってくれる子も出てきました。優しいですね。