ふるさと教育
【更新日】2026年02月20日
【令和7年度運動会】
5月25日(日)に開催いたしました運動会は、皆様の温かいご声援と多大なるご協力のおかげをもちまして、無事に、そして盛況のうちに終えることができました。
開催当日の朝は、ご承知のとおり、前日からの雨の影響でグラウンドコンディションは最悪の状態でした。水はけの悪い本校の運動場は、案の定、水たまりが多く、一時は開催が危ぶまれる状況でした。
しかし、「これまで懸命に練習に励んできた子供たちのために、なんとか最善の状態で実施したい」という教職員一同の強い思いのもと、全職員に加え、早朝よりお集まりくださった有志の保護者の皆様がご協力くださいました。スポンジを使って水たまりの水を吸い取ったり、真砂土を撒いて整備したりと、皆様の献身的な作業のおかげで、予定より30分遅れではございましたが、無事に運動会を実施することができました。
幸いにも、大きな怪我もなく全日程を終えることができ、子供たちは日頃の練習の成果を存分に発揮し、生き生きとした姿を見せてくれました。
最後に、準備から片付けに至るまで、そして早朝のグラウンド整備にもご尽力くださいました保護者の皆様、また、温かい拍手とご声援で子供たちを励ましてくださった地域の皆様に、重ねて深く感謝申し上げます。皆様のご理解とご協力なくして、このすばらしい運動会の成功はあり得ませんでした。
今後とも、本校の教育活動に対し、変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。



【柏木くんち】
10月19日(日)、黒崎地区の柏木神社で秋の例大祭「柏木くんち」が執り行われました。
豊穣や人々の繁栄を祈り、長年黒崎地区に続いているこのお祭りに、本校からも多くの子供たちが参加し、みんなで力を合わせて神輿渡御を行いました。
地域の文化や伝統を継承する大切な行事に参加することで、子供たちは神様が乗る神輿を地域に運び、祭りを盛り上げながら地域への愛着と文化継承の意識を高めることができました。



【令和7年度 「大学に行こう!」 】
10月23日(木)、5・6年生は長崎大学へ訪問体験学習に行ってきました。
午前中は水産学部を訪問し、「チリメンモンスター探し」に挑戦しました。市販される前のちりめんじゃこに混ざっている、様々な魚の稚魚を教材としてご準備いただき、図鑑で調べる活動です。子供たちは時間を忘れるほど熱中し、たくさんの種類の稚魚を見つけ、その生態を調べることができました。
昼食後は、現役の大学生へのインタビューにもチャレンジしました。最初は「大学生に話しかけるのは怖い!」と緊張していた子供たちでしたが、積極的に声を掛け、「長崎大学や学部を選んだ理由」や「大学で学んでいること」などを聞き出しました。大学生のキャンパスライフに触れ、憧れの気持ちを膨らませていたようです。
午後は工学部を訪問しました。
まず、「水」を使った実験です。私たちは通常、水は高いところから低いところへ流れると考えがちですが、ホースの中の空気を抜き水で満たせば、元の水位よりも高いところを通って水を運ぶことができるという仕組み(サイフォンの原理)について学びました。
次に、音の特徴を調べる実験を行いました。空気の振動(音)を電気の振動に変える機器(マイクやオシロスコープなど)を使って、音の波形を観察し、その特性を調べました。
本日訪問させていただいた水産学部、工学部共に、学び手の好奇心を大切にするという共通の姿勢を感じることができました。
今回の体験が、近い将来、子供たちが長崎大学で様々な知的好奇心をもって研究に没頭する日へとつながるに違いありません。
子供たちにとって、大学という学びの最先端に触れる、大変貴重で充実した一日となりました。長崎大学の先生方、そして学生の皆さん、貴重な体験をさせていただき、誠にありがとうございました。




【かんころ餅づくり体験】
〜長崎の特産品、「かんころ餅」発祥の地、外海で〜
今や長崎県の特産品として知られるかんころ餅。その発祥は、本校がある外海地域とされています。外海で生まれたかんころ餅は、潜伏キリシタンによって五島列島にも伝わったと言われています。
かんころ餅は、さつまいもを薄くスライスして天日干しした「かんころ」を、もち米に混ぜてつきあげる伝統的な保存食です。
10月20日(月)、本校の3・4年生が、出津農楽舎で「かんころづくり」の体験をさせていただきました。
この日は、サツマイモを洗い、皮をむき、スライスしてゆでた後に天日干しするまでの工程を体験。子どもたちは、普段の生活ではあまり意識しない「食の恵み」や「手間ひまをかける大切さ」を肌で感じていました。
~地域の宝に触れ、五感を総動員する学び~
近年、子供たちが自然や地域社会と深く関わる機会は減少傾向にあると言われています。しかし、体験活動には、座学では得られない大きな意味があります。
特に自然体験は、「見る(視覚)」「聞く(聴覚)」「味わう(味覚)」「嗅ぐ(嗅覚)」「触れる(触覚)」という五感を総動員し、物事を感覚的にとらえることで、感性を最大限に伸ばす可能性があります。
また、地域に住む人々との交流を経験することは、共存の精神や、自他を尊重し大切にする心を育む貴重な機会となります。
ありがたいことに、本校がある外海地域は、豊かな「自然」と温かい「人」に恵まれた宝庫です。
今後も、このような自然の中での体験や、たくさんの人々との交流を大切にし、子供たちの心身両面からの成長を促し、未来を生き抜く「生きる力」を育んでまいります。
10月29日(水)、3・4年生は出津の農楽舎で、郷土の食文化である「かんころ餅づくり」を体験しました。
かんころ餅ができるまでの工程は、手間ひまかけた昔ながらの知恵が詰まっています。
1 まず、先日干して作った「かんころ(サツマイモの干し芋)」を蒸します。
2 それを臼でつき、一度取り出します。
3 次に蒸したもち米をしっかりとつきます。
4 ある程度もち米がつきあがったところに、先ほど取り出したかんころと、きび砂糖を加え、さらに一心に力を込めてついてでき上ります。
長崎市外海地区に昔から伝わる素朴で温かいこの「かんころ餅」の味と、地域の人々の知恵や想いを、子供たちにはしっかりと受け継ぎ、未来へ伝承していってほしいものです。そんな地域の願いを込めて、子供たちは一生懸命取り組みました。




【生活科体験】
10月1日(水)、2年生は町探検に出かけました。
本日は、学校周辺の駐在所、ストア、公民館、黒崎教会に出かけました。
地域の方々へのインタビューを通して、地域には様々な人が生活していることや魅力的な場所があることが分かりました。
今後、出津方面の町探検も計画しています。
単元末には、この学びをしっかりと振り返り発信していく予定です。
10月14日(火)、2年生が楽しみにしていた2回目の生活科探検を実施しました。
探検先は、黒崎地区の「田口衣料品店」、「中島電器」、「イタリアンcaffeソトメクラシ」、「黒崎郵便局」です。 子供たちは、お店で働く人々の工夫や、普段気付かない町の「よさ」を見つけようと、目を輝かせながら活動しました。
事前に自分たちで考えた「知りたいこと」を胸に、子供たちは意欲的に探検に臨みました。
各お店では、忙しい中にもかかわらず、子供たち一人一人に丁寧に対応してくださり、たくさんの「なるほど!」という新しい発見を得ることができたようです。
今後は、この探検で改めて見つけた「町の大好き」という思いを、みんなに知らせたいという願いの実現に向け、まとめ、発信していきます。
10月31日(金)、2年生が楽しみにしていた第3回生活科探検を実施しました。
今回の探検先は、出津地区にある「出津ふれあいセンター」「出津集落」「出津農楽園」「外海中学校」の4か所です。
子供たちは、今回も目を輝かせながら、事前に自分たちで考えた「知りたいこと」を胸に、普段気付かない町の「よさ」を見つけようと意欲的に探検に臨みました。
~歴史と文化に触れる~
・出津ふれあいセンターでは、週末に「ふれあい文化まつり」を控えたお忙しい時期にも関わらず、出津地区の歴史や文化、ならびにふれあいセンターの施設について、大変丁寧に教えていただきました。
・その後、実際に出津集落を散策し、出津教会堂や旧出津救助院、美しい石積みなどを見て回りました。歴史が息づく町並みに、子供たちは熱心に見入っていました。
~ふるさとの味の秘密~
・先日本校の3・4年生がかんころ餅づくり体験でお世話になった出津農楽園では、長崎県の特産品でもあるかんころ餅ができるまでについて詳しく教えていただきました。
・なんと、その場で試食までさせていただき、甘いふるさとの味に舌鼓。来年度の体験が待ちきれないといった様子の、満面の笑みの子供たちでした。
~憧れの中学校との交流~
・最後に外海中学校にもお世話になりました。開校して間もない新しい校舎を見学させていただき、広々とした空間に驚きの声をあげていました。
・また、昨年度1年生のときの6年生としてお世話になった中学1年生の先輩方と感動の再会!思いもよらないウェルカムボードまで準備していただき、子供たちは大喜び。まだまだ先ではありますが、中学校生活へのあこがれを大きく膨らませていたようです。
学校に戻ってきての第一声が「あ~あ、生活科探検が終わっちゃった。」でした。子供たちにとって、この探検がいかに充実した学びの機会になったかが伝わる、心に残る一言でした。
皆さんが、お忙しい中にもかかわらず子供たち一人一人に丁寧に対応してくださったおかげで、子供たちはたくさんの「なるほど!」という新しい発見を得ることができました。
今後は、この探検で改めて見つけた「町の大好き」という熱い思いを、12月の「そとめっ子発表会」でみんなに知らせたいという願いの実現に向け、まとめの学習を頑張ります。




【つなごう外海の伝統】
11月4日(火)、5・6年生は総合的な学習の時間に、旧出津救助院や出津教会堂を実際に見学し、出津集落を散策しました。この散策では、美しい石積みなども熱心に見て回りました。
旧出津救助院では、全国で活躍されている修復建築家の方に日本の石積みの種類やその歴史について、詳しく専門的な講義をしていただきました。
生涯を外海の人々に捧げたド・ロ神父は、フランスで習得した農業、印刷、医療、土木、建築、工業、養蚕業など、様々な技術を惜しみなく地域に伝えました。5・6年生は、こうした神父の偉大な功績や、自分たちが住むまちの歴史を深く学ぶことで、ふるさとを愛する気持ちを一層高めることができました。
12月9日(火)、5・6年生は総合的な学習の時間「長崎の魅力発見・発信学習」の一環として、修復建築家の西村祐人さんをお招きしました。11月の旧出津救助院での見学学習でもお世話になった西村さんに、先日の「そとめっ子発表会」での内容を聞いていただき、専門的な視点から助言をいただくことがねらいです。
西村さんからは、子供たちの発表を受けて、より専門的で新しい知識を授けていただきました。そのお話はどれも子供たちの知的好奇心を刺激するものばかりで、真剣な表情でメモを取る姿が印象的でした。「石積についてもっと研究したい」と意欲を燃やす子供もおり、大変充実した1時間となりました。
また、情報収集において「インターネットの情報を鵜呑みにせず、批判的に見る力」の重要性についても教えていただきました。これは、子供たちがこれから学んでいく上で、非常に大切な指針となりました。
お忙しい中、東京と長崎の2拠点で活躍される合間を縫ってご指導いただいた西村さんに、心より感謝申し上げます。西村さんは今後も外海との関わりを大切にされたいとのことですので、本校としてもぜひ継続的な連携をお願いし、子供たちの学びを広げていきたいと考えています。




【そとめっ子発表会】
12月7日(日)に、「そとめっ子発表会」を実施いたしました。
【第1部:児童による学習発表】
各学年が、日頃の学習の成果や活動を通して見つけた外海の魅力を、工夫を凝らした発表で伝えました。
・3・4年生「Sotome Future Company」
うどん作り体験やかんころ餅づくり体験の活動報告を通し、外海の食文化の魅力を発信しました。
・1年生「大きな おいも」
生活科で取り組んだサツマイモ作りの思い出を、物語「大きな かぶ」のリズムに乗せて楽しく発表しました。
・2年生「生活科・町たんけん」
公民館、ふれあいセンター、地域のお店、教会でのインタビュー活動から感じた、地域の素敵な自慢を発表しました。
・5・6年生「つなごう 外海の伝統」「大学体験で学んだこと」
ド・ロ神父がもたらした外海に伝わる伝統を未来へつなぐことの重要性や、好きなことを見つけて学ぶことの大切さについて発表しました。
【第2部:音楽と地域交流】
5・6年生による迫力ある合奏に続き、いつもお世話になっている地域のエッセイストによるお話会、そして地域の声楽家によるミニコンサートを開催しました。
外海地区には、たくさんのすばらしい宝があることを改めて実感することができた、充実した時間となりました。



