校長室より
【更新日】2025年07月07日
令和7年度が始まりました。
伊王島小中学校は、小学校に1名、中学校に1名の新入生を迎え、児童数7名、生徒数4名の計11名となり、気持ち新たに学校生活をスタートさせました。
今から6年前、令和元年に小学校と中学校が一つになり、小中併設校として島で唯一の学校と生まれ変わった本校は、恵まれた教育環境に囲まれています。
・ターコイズのような美しい海に囲まれた自然豊かな環境
・少人数による児童生徒に寄り添った教育の実践
・ペーロン、カマスティックバーづくりなど、地域の方々との取組
こうしたよさを十分に活かし、職員が一つになって島を想い、そして、島を大切に想う児童生徒を育てて参ります。
また、島内の教育施設には1つの園、1つの小中学校であることから、伊王島共生幼児園ふるさとと伊王島小中学校の強固な連携による教育が行えることも魅力の一つといえます。
昨今の日本、そして世界はコロナや紛争、地震に円安など予測困難な状況が続いております。このような予測困難な時代を生き抜くためにも、他人と比較するのではなく、自分らしく自分の歩幅で一歩ずつ前に進んでほしい、時代の風を読み、自分で考えて、自分の意見を持ち、しなやかに世を渡る柔軟さを身に着けてほしい、他者を思いやり、周囲と歩幅を合わせるやさしさを大切にしてほしいと思います。
学校は、児童生徒一人一人を№1ではなくオンリーワンな存在として見つめ、誰一人取り残さない教育環境の実現を目指します。そのためにも、共生社会の形成を目指した「インクルーシブ教育システムの構築」が重要だと考え、学校経営の中心に掲げました。子ども一人一人を大人が理想とする型にはめない、その子らしさあふれる児童生徒を育むために、特別支援教育の推進を進めて参ります。
保護者や地域の方々から様々なご意見をいただきながら、一歩一歩丁寧に進めて参りたいと思います。
ご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
令和7年4月 長崎市立伊王島小中学校
校長 上原敏勝