被爆体験講話

【更新日】2023年06月30日

28日(水)の午後、小中学校の児童生徒全員を対象に、被爆体験講話を行いました。

講師:末永浩(すえなが ひろし)先生のプロフィール

長崎へ原爆が投下されたときは、国民学校の4年生。母と妹二人は長崎市で被爆、のちに母と妹の一人は死亡。

兄と先生は諫早に疎開していて、入市被爆。郵政職員から教師になり、平和教育に取り組む。世界各地で被爆を語ってきた。

国民学校4年生だった先生から見た、当時の世の中の様子や、原爆投下当日の様子などを、手作りの資料を示しながらお話をいただきました。

先生の講話は、とても分かりやすく、戦争をしていた社会の様子や、原子爆弾の恐ろしさや被害の大きさ、それが一人一人の人生にも大きな負の影響を与えるものであることなど、小学生から中学生まで、話の内容をしっかりと理解していました。小学校低学年・中学年の児童から、講話の感想にを末永先生に伝えました。

最後は、小中学校代表の児童生徒から末永先生へ。

(中学校代表生徒Kさん お礼の言葉)

『今日は、貴重な体験のお話をしていただきありがとうございました。私が聞いた中で、僅かな間隔で運命が変わった3人の少年の話が心に残りました。そして、月日が経った今でも当時の放射能で苦しんでいる人たちがいることを聞いて原子爆弾がとても怖いことを知りました。私は、今日聴いた出来事を忘れず、被爆地出身者の一人として、一人でも多くの人に平和の大切さを伝えていきたいです。今日は本当にありがとうございました。』

末永先生、天候の悪い中、遠く伊王島までお越しいただき誠にありがとうございました。

「オンリーワン」を大切にする

伊王島小中学校