校長より「令和5年度入学式」

【更新日】2023年04月10日

本日10時から、本校体育館にて、保護者およびご来賓の皆様にご臨席いただき、令和5年度の入学式を行いました。

みんなで入学生を温かく見守る、快晴である本日の天気と同じくらいさわやかな入学式でした。

校長式辞の内容をお知らせします。

※個人のお名前をあげたところは、すべてイニシャルにしています。

 

式辞

 

美しい海、緑、花に囲まれた伊王島中学校の校舎に、さわやかな春の光が降り注ぐ、今日のよき日、保護者およびご来賓の皆様のご臨席を賜り、令和5年度の入学式を挙行できますことを、厚く御礼申し上げます。

 

Kさん、入学おめでとうございます。Kさんの入学を心より歓迎いたします。

 

外で遊ぶことが好きで、歌が上手、三月の卒業式では、すてきな歌声を響かせていたKさん、やさしく、人なつっこい性格で、相手の名前をきちんと言ってから、しっかりとあいさつやお話ができ、相手をさわやかな気持ちにするKさん。

 

そんなKさんが、中学校生活に、一日も早く慣れ、充実した生活を送るために、これから、意識してほしいことを3つお話します。

 

一つ目は、「あいさつ」です。すでに素敵なあいさつができるKさん。自分から気持のよいあいさつができることは、これから生きていくうえで、大きな財産となる、大切な習慣です。気持ちの良い挨拶ができるだけで、いろいろな人とのつながりが生まれ、世界が広がり、Kさんの人生を豊かなものにしてくれると言ってもいいでしょう。

 

二つ目は、中学校で共に学び、活動する上級生、2・3年生の先輩たちです。

今日からKさんは、この伊王島中学校で、これまでの伝統と校風を受け継ぎ、さらに発展させるため、上級生とともに、力を合わせ、努力することになります。笑顔が素敵でしっかりとした2・3年生の先輩たちを手本としながら、やるべきことを自分で考え、自分で決めて実行することができるようになってほしいと思います。

 

三つめは、これです。これは、胡椒をひく道具で、ペッパーミルと言います。(ミルをひく)

3月に行われたワールドベースボールクラッシックでは、ヌートバー選手を中心に、侍ジャパンの選手たちは、この「ペッパーミルパフォーマンス」をしながら、チームとして一つにまとまっていました。この「ペッパーミル」で胡椒をひくと、胡椒の小さな粒が少しずつ出てきます。その粒が積み重なっていく様子から、このパフォーマンスは、「小さなことからコツコツと継続して進んでいけば、良いことが必ず起きる」という意味が込められています。中学校生活も同じです。一日で大きな成果が出るようなことはありません。毎日、小さな努力をこつこつと継続して進んで行けば、必ず、良いことが起こります。明日から中学校の授業が始まりますが、毎日、少しずつ努力を重ねていくことを強く意識しながら生活してほしいと思います。きっと将来、良いことが起こります。

 

Kさんのお母様、お父様、本日は、ご入学おめでとうございます。中学校の制服に身を包み、緊張した表情で入学する姿を見て、感慨もひとしおのことと存じます。私たち伊王島中学校の職員は、ご両親の宝であり、伊王島の宝でもあるKさんを、「オンリーワン」の存在として、大切にしていきます。Kさんの成長のために、学校とご家庭がしっかりと連携し、地域の方々のご支援をいただきながら、教育活動を推進してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

 

ご来賓の皆様、本日は入学式に御臨席いただき、誠にありがとうございます。本校の子どもたちが、いろいろな人と関りながら、つながりながら成長していくためには、皆さまのご支援が必要不可欠です。積極的に子どもたちにお声かけいただき、この伊王島で育つ子どもたちの成長を、大きな喜びとして、私たち学校職員と皆様で、分かち合いたいと考えております。

 

本校教育の充実・発展のため、温かいご理解とご支援を賜りますようお願いを申し上げまして、式辞といたします。

 

令和5年4月10日 伊王島中学校長

 

「オンリーワンを大切にする学校」伊王島小中学校