「聴覚障害について」中学校の人権学習

【更新日】2023年11月15日

本日、中学校に、長崎県ろうあ協会の「ろう講師」「健聴講師」の2名の方にお越しいただき、「聴覚障害について 手話などのコミュニケーションについて」講話をしていただきました。

ろう講師の方が手話を中心にお話された内容を、健聴講師の方が言葉で伝えながら、聴覚障害とは、具体的にどのようなことなのか、わかりやすく説明をしていただきました。

それから、「手話」について、ものの形や様子、人の動きなどをもとに、手話が成り立っていることを、「あいさつ」「拍手」「握手」や「山」「海」「田」「森」など基本的な動作や単語を例にしながら説明をしていただきました。

「口型」「ジェスチャー」「空書き」など、「手話」以外のコミュニケーションについてもあわせて教えていただきました。説明を聞きながら、生徒たちの手も自然と動いていました。

教えていただいたことをもとに、あいさつ、自己紹介、好きなものを教え合う簡単なコミュニケーションなど、「手話」や「空書き」などを使って、ペアで実践。

先生たちのグループも楽しく実践していました。

講話のあと、1年生のKさんから講師の方々にお礼の言葉。

Kさんは、一つ一つの文節を区切りながら、丁寧に丁寧にお礼の言葉を述べていました。

「ろう講師」の方のことを思いながら、自分の思いをしっかりと伝えようとするKさんの姿に深く感動しました。

その姿は、講師の方が本当に伝えたかったメッセージを、Kさんをはじめ、中学生のみんなが、しっかりと受け取ることができていた証だと思います。

そうした、生徒たちの貴重な学びの場に立ち会うことができること、生徒たちの成長していく姿を近くで見ることができること、それは、教師という仕事の大きな喜びでもあります。

伊王島まで来ていただき、すばらしい講話を提供していただいた講師の方々に深く感謝申し上げます。

それから真剣に人権学習に臨んだ生徒たち、本当にありがとう。今日もすてきな一日でした。

「オンリーワン」を大切にする

伊王島小中学校

2学期の合言葉「どんどんチャレンジ どんどん失敗 それでもチャレンジ」