今日の香焼中【学校生活】
令和5年度 被爆体験(家族証言伝承)講話
【更新日】2023年07月01日
本日は、近江義則先生(元中学校校長・現諫早市内中学校初任者研修拠点校指導員・長崎平和推進協会「家族証言者」)を講師としてお招きして、被爆体験(家族証言伝承)講話を実施しました。
近江先生のお父様が被爆者であり、お父様(近江先生の祖父)は、たった1発の原爆で、家族(父・母・姉・弟・妹)を奪われてしまいました。戦後のお父様の半生も、原爆に翻弄されるものでしたが、お父様はその生きる姿で、懸命に生きることの大切さを、近江先生に、身をもって教えてくれる人であったということです。
<生徒の感想文より>
・つらい状況であったのに精一杯生きていた近江先生のお父さんは、私にとっての憧れの人になりました。
・私は将来、放射線技師になることが夢です。放射線は使い方によって凶器にもなります。でも、人を救うこともできます。私は、人を笑顔にさせるような人になりたいです。
・アメリカが京都や東京に原爆を落とさなかった理由に、文化遺産保護や交渉の場の確保などがあったと初めて知りました。そんな文化遺産や今後のことをいっぱい考えていたのなら「原爆を投下しない」という選択肢なかったのか、ととても残念な気持ちになりました。
・戦争や平和について、「他人ごと」から「自分ごと」として考えること、「戦争を二度と起こさないように過去の戦争から学ぶ」という視点を大切にして、この先の平和学習に生かしていきたいです。
生徒の感想文からわかるように、平和について学び、考える、とても貴重な機会となりました。