令和5年度11月【学校生活】

11月1日(水)儀間由里香さん

【更新日】2023年11月03日

アマランス講座の人権講演会で学ぶ!

11月1日(水)セクシュアリティに関わらず、誰もが自分らしく生きやすい社会を目指して活動している「Take it 虹」の儀間由里香さんが、人権講演会で来校し子供たちにお話をしてくれました。

クイズで振り返りをするなど子供たちの心にしっかりと刻んでくれるような講演会でとっても分かりやすかったです。

質問にもしっかりと答えてくれます。

【子供たちの感想】

〇人権講話は何回も聞いたことがあるけど、今までで一番分かりやすくて想像しやすかったです。私の身の周りの人でLGBTQの人が実は打ちあけていないだけでいると思うとすごく不思議な気持ちにもなりました。実際にそんな人たちに会っても正直今の自分じゃ共感できなくて謎に思うこともたくさんありそうです。でも今後いろんな人と関わって多くの人の気持ちが理解できるようになりたいです。LGBTQの5つの言葉しか知らなかったけれど、自分のように異性のことを好きになったり、性に違和感がない人にも名前があると知って驚きました。本当にありがとうございました。

〇とても興味深い内容だった。自分は自分の性別がしっくりきて違和感がないため性の多様性について考えることが少なかった。しかし、少数派と言えど、11人に1人存在し、その上でも二択、三択に絞れないこともあるのだと学んだ。自分は当事者ではないが、外からの影響に対して、いかに受け入れるか、受け入れずとも差別しないことが大切であると考えた。男女の2択はもう狭い世界なのかもしれない。私は小さいころから「男だから、女だから・・・」を使うモノクロの世界に身を置き、その世界を信じていた。そんな私に今、全てを受け入れるというのは厳しいかもしれない。しかし、やはり多様性の時代。普通は人によって異なり、世の中は自身の普通を少しだけ曲げ、それと異なるものを取り入れ、色鮮やかにしていく必要があると思う。

職員研修も実施しました・・・

講演会の後、校内研修で職員も勉強しました。

【職員の感想】

〇今日で儀間さんのご講話を伺ったのは6回目でしたが、毎回新しい気づきがあり、とても勉強になります。カミングアウトだけではないですが、何か自分のことを話してくれる子がいたら伴走する気持ちを忘れないようにしたいです。また、大人への発信も工夫していきたいです。保健室においている多様性の本はとても人気です。正しい知識を自分も更新できるようにします。本日もありがとうございました。

〇近年、学校現場においてLGBTについて考え対応する事案が発生しています。これはLGBTへの関心や多様性を受け入れる環境が高まってきていると捉えることもできます。しかし、今なお誤解や偏見があることも事実です。生徒がこれから未来社会をよりよく生きるため、今回LGBT等について正しい知識や対応の在り方を学ぶことができたことは意義深いものでした。今後、多様性を受け入れ、お互いが自分らしく生きる術を身につけ、発信できる学校づくりに取り組んでいきたいと思います。本日の人権講話・職員研修誠にありがとうございました。(教頭)