嘉代子桜


 城山小学校で亡くなった娘のために校庭に植えられた桜は嘉代子桜と呼ばれています。

嘉代子桜の説明をする6年生。 どうしてこの桜が植えられたのか分かりましたね。



<解説>


○ 嘉代子桜



 原爆投下時、城山小学校で学徒報国隊員として働いていた16歳の女学生、林嘉代子さんの死を偲んで、母・津恵さんが苗木を贈った桜です。

 母親の津江さんは原爆投下後、何度も城山小学校を訪れ、何日も瓦礫の中の多数の遺体を見て回り、嘉代子さんを探し続けました。そして、ついに被爆後21日たった8月30日の夕方、崩れた校舎の3階で嘉代子さんを見つけたのです。どの遺骸も崩れ落ちた天井の下敷きとなって小さく砕かれていましたが、嘉代子さんの骨の上部だけは不思議と崩れずに残っていたそうです。

 「死んでいった女学生たちの魂がきっと立派に育ててくれる」と念じながら嘉代子桜は植えられました。城山小学校の平和を祈るシンボルとなっております。