私たちは、子どもたち一人一人の気持ちと向き合うことを大切にしています。深い愛情と信頼関係のもとで、子どもたちが安心して一人一人の個性を発揮し、お互いを認め合いながら、「与えられた1日」 ではなく 「自ら創り出す1日」 を満喫することを願っています。何事も結論を急がず、回り道も楽しんで、多くのことを学んでほしいと思います。そして、この長崎幼稚園での日々をとおし、これからの長い人生を生きぬく強さと優しさを育んでほしいですね。
 こうした思いから、本園では次の四つのことに力を入れながら教育・保育を行っております。



  
 

 
 子どもは遊びによって多くのことを学びます。いろいろな遊びの中で体力を身に付け、喜びや充実感を、また葛藤や挫折感も味わいながら、大好きな友達と一緒に大きく育っていくのです。
 長崎幼稚園では、朝からたっぷり時間をとって自由遊びをさせています。子どもたちは朝からお腹いっぱい遊び、体を動かし、友達とたくさんかかわることで、様々なことを経験していきます。ときには泣いたり、笑ったり、けんかをしたりして、心をいっぱい動かします。
 そうした中で、相手の気持ちや心の有りように気付き、相手を思いやる行動ができるよう、職員一同で見守り、機を逃さずに指導、援助を行っているところです。
    
 
 
 子どもたちは発明の天才です。箱があれば箱で、色紙があれば色紙で、工夫しながらアイデア豊かなものを作ります。こんなときの子どもたちの頭脳は生き生きと、めまぐるしく活動しているのでしょう。泥や砂でさえも材料になります。泥遊びや砂場遊びの中で、いろいろなものが次々とができあがっていきます。
 作っておもしろいから夢中になる。友達とのごっこ遊びにも使える。工夫して、いろいろなものを完成させた経験が忘れられない・・・。このような楽しい造形遊びは、子どもたちの知性の育ちにも直結しているのではないでしょうか。
 子どもたちの発想が豊かになり、創作意欲が高まるよう、素材の準備、言葉かけなどを行ってまいります。

    
 
 
 長崎幼稚園は市の中心部に位置し、ビルに囲まれた市街地の中にありますが、園庭には小さな自然がいっぱいです。四季を彩る花々、小さな虫たち・・・子どもたちの五感をくすぐるものが息づいています。
 こうした小さな自然の存在にまずは気付くこと、そして積極的にかかわり、自然とのかわわりを楽しむこと、これが大切であると考えます。子どもの一番身近にある自然の豊かさに触れたり、魅力的な体験を積み重ねたりする中で、心を耕しながら好奇心や探求心、感動する心などの様々な感性を育むことができるのではないでしょうか。
 本園では、子どもたちの生きる力の基礎を育むため、体験を支える園内の環境やそれを生かす教師の援助について研究を続けているところです。
 長崎幼稚園の小さな自然はこちら → 園庭自然マップ
 
    
 
 
 日本には昔から人々の暮らしの中に根付いている行事や季節感豊かな行事などが多くあります。こうした伝統的な行事を実際に体験したり、行事に向けて準備を行ったりすることにより、子どもたちは様々な力を身に付けていきます。特に、子どもたちの表現への欲求を満足させ、成就感を味わわせることで、「与えられた行事」でなはく「自ら創り出す行事」へと高まり、より心に残るのものになるのではないかと考えます。 
 自分の思いや考えをしっかりと話し、発表する機会を楽しむこと、踊りや歌をとおして自分の体や声で表現する楽しさを味わうこと、文字や絵を使って友達に伝える楽しさを知ることなど、子どもたちが意欲的に取り組みながら豊かな表現活動を経験できるよう、働きかけてまいります。