長崎市で生活する市民の一人として忘れてはいけない1945年8月9日11時2分、あの日から72年が経とうとしています。
 あの日、この長崎市の空の下で起こった地獄絵図のような悲惨な体験を聞くことを通して、これからの社会を担う子供たちに原爆や戦争の怖さや平和を愛する心を育てる被爆体験講話が先日行われました。
 今年、被爆体験をお話しくださった語り部の方は、山川剛(たけし)さんです。爆心地から約4㎞離れた場所で被爆されました。当時の国民学校の様子や、まるで火で焼かれたようなものすごい熱風を浴びた様子などを、わかりやすく話されました。
 山川さんたち被爆者の願いを考える貴重な時間となりました。どの学年のお子さんたちも真剣に話を聞く姿がとても印象的でした。
 今回、山川さんの意向もあり、山川さんの写真には、ぼかしなどの編集を行っておりません。御家庭でも山川さんたち被爆された方々の思いに心を寄せて親子で平和の大切さを話し合ったり、今夏、親子で原爆資料館などの施設を訪れたりされてみてはいかがでしょうか。
 今年も8月9日が近づいてきました。11時2分、市内一斉に流れるサイレンの音の悲しさや、夜遅くまで灯され祈りのために訪れる人々が絶えない平和公園の祈念像など、一年で最も平和を身近に考える日です。
 お子さんたちの心に、平和を愛する心や友達と仲良くする態度を学校と家庭・地域が三位一体となって、同じ方向で教え育てていけたらと思っています。
 山川さん、貴重な話を子供たちにお話しくださって、ありがとうございました。どうか、いつまでもお体を大切にされて御活躍されることを願っております。
 感動に包まれた今年の被爆体験講話の様子を是非御覧ください。